さわだむのブログ

個人ブログメディア実験中。関西の教育系NPOスタッフが日常を綴ります。

やりたい仕事の見つけ方

久しぶりの更新、だけどほぼFacebookからの転載で失礼。

ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。

ここに書いてある「就きたい職業」×「扱いたいテーマ」×「達成したい世界観」の話、ふと、学生と話す中で思い出すこともよくあって。 

おとなの進路教室。 (河出文庫)

おとなの進路教室。 (河出文庫)

 

この本で知って、あ、なるほど!と、今まで聞いた進路、キャリアに関する考え方の中で一番しっくりきたので、ちょっと自分なりに考えを整理してみたいと思った。

 

将来、何がしたいのか?と考えるとなかなか見つからないけど、「就きたい職業」「扱いたいテーマ」「達成したい世界観」のどれかにちょっとくらいは、自分のしたいこと、できることが重なるんじゃないだろうか。


「就きたい職業」

どんな仕事がしたいの?と聞くと、大体返ってくるのはこれかな。営業とか企画とかマーケティングとか。でも新卒の場合、いきなり企画の仕事ができるとは限らないし、営業とひと口に言っても扱う商材や対象となる顧客、その会社によっても全然違うので、これだけで考えると結構頭打ちになりがち。

 

「扱いたいテーマ」

何したいの?と聞いてあんまりピンとくる答えが無かったら、次に聞くのが「何が好き?」「興味のあること・分野は?」すると音楽とか食べ物とかスポーツとか、趣味に近いことも多いけど何かしら返ってくる。何にもやりたいことがない、分からないなら、まずは自分の興味のある業界から当たってみたら、とは言うものの、ただ、趣味と仕事はやっぱり違うので、ここだけ掘り下げてもやっぱりなかなかムズカシイ。

 

「達成したい世界観」

学生に問うにはかなり崇高な問いではあるけど、仕事を通じてどうなりたいの?どんな社会をつくりたいの?と考えていくことで、社会が自分ごとになるし、ここで初めて自分自身と仕事、社会がつながっていくんじゃないかと思う。さらに突き詰めていくと、自分は何のためにはたらくのか?という問いにぶつかる。未来を見すえるのは難しいけど、過去の体験を掘り下げていくと、誰でも何かしら原体験のようなものは持っているので、時間はかかるけどこれが見つかったら強いんじゃないかと思っている。
 
よくWill/Can/Mustの話もするけど、Mustの部分は特に学生はピンと来ないことも多いので、こっちの方が使えそうだ。